秋色に色づくお山を見たくて、今回は広島県廿日市市と安芸太田町にまたがる広島県で3番目に高い「十方山」に登ってみました。
十方山への登山ルートは廿日市市吉和側からの「瀬戸の滝コース」が人気ですが、北側の恐羅漢山側からも登ることができます。
瀬戸の滝コースはこちらで紹介しています
今回ご紹介するのは地主さんのご厚意で開かれたという「藤本新道コース」から山頂を目指します。
詳しいルートはこちらから
下山後はキャンプ場に向かうという秋のアウトドア満喫コースです
十方山登山駐車場
藤本新道から入る駐車場は「二軒小屋駐車場」が便利です。駐車場からは10分ほど歩くと登山口にたどり着きます。
駐車場は数十台駐車可能な十分な広さがありアスファルト舗装です。また水洗トイレも整備されていますので、準備に困ることもありません。
藤本新道入り口
2020年10月現在入り口付近は保守作業が続いている雰囲気。
入り口付近は道が途切れ途切れになっていますが、テープを頼りに進むと、やがて整備された階段の道が現れます。
上り坂、杉木立の間を進みます。
ところどころ広葉樹の紅葉が見られます。
藤本新道分岐
1時間弱で最初の分岐「藤本新道分岐」に到着します。
ここからは風景はガラッと変わります。明るい尾根沿いに出ます。
赤い実を付けたナナカマド
赤く染まるカエデ
南側には吉和方面の山並みが見えます
丸子頭1236m
そして二つ目のポイント「丸子頭」1236mのピークです。眺望はなし。
明るい尾根は続きます
紅葉の代名詞、モミジ
前三ツ倉
那須分かれ、ここから南へ下ると安芸太田町の那須集落にいけるようです。那須集落は過疎化の進む中でも限界集落といわれる秘境感ある山里です。
地図によっては「前三ツ倉」とも表記されています。
この辺りからも時々視界が開ける!
アキチョウジ?
不明・・黄色い花
奥三ツ倉1322m
そしてたどり着いた「奥三ツ倉」1322m
ココから先は大きな木が目立つようになり、起伏も大きくなってきました。
わかりにくいですが、くぼ地の先に木製のハシゴがあります。
山頂まであと少し
十方山山頂
十方山山頂1318.9m、広島県では3番目に高い山になります。
山頂からの眺め、木々が赤く染まっていて大変キレイでした。
水越新道で獅子ヶ谷登山口へ下山
下山は水越新道経由で獅子ヶ谷登山口に降ります。この標識は途中にある十方山の本当のピーク1328m。実はこちらのほうが10mほど高いのですが、周りに何もなく山頂の雰囲気はありません。
水越新道も快適な登山道、まるで水彩画のような落ち葉の続く道が印象的でした。
カエデを拾ったり
飾ってみたり
ふさふさのコケに飲み込まれていく大木
獅子ヶ谷登山口からは渓流を右手に見ながら林道を下ります。
30分弱で二軒小屋に到着です。